--- 海洋堂さんのスタートは、町の模型屋さんだったとおうかがいしています。世界中に名を知られるようになった現在、企業としての規模はどのくらいなのでしょう? 社員は何人くらいなのでしょうか?
「42人です。原型専門スタッフは社員で8人います。あと、外注という形で何人かの造型家が、ほぼ専属で働いています」
--- 意外にコンパクトなんですね。どんな社風なんですか?
「もともと、フィギュアを造ること自体が学校のクラブ活動みたいなものだったんですよ。模型屋に集まる素人がたくさんいて、それぞれが勝手に作品を造る。たまたま、その型を使って複製してみたら商品として販売できた。そして今の海洋堂に成長した。ですから、『クラブ活動の延長』とでもいうものが、社風なのかもしれませんね。自分たちのやっていることが商売になるかどうかもわからないまま、やっていました。たまたま商売になったんですけれど。
ただ、いろいろやってみてわかったことは、フィギュアというものは商品として、それほど大量には売れないということでした。確かに精巧なものをつくれば、技術的には有名になります。しかし、有名になったからといって、会社が順調に業績を伸ばせるわけでもない。ついこの間まで、給料が遅れることは当たり前のような零細企業でしたね」
--- フィギュアはそんなに売れないものなんですか?
「僕らは特殊な模型を造っているわけですが、普通の模型であるプラモデルは、この20年間でほとんどのメーカーが壊滅状態です。いま目立っているのはスケールモデルなら田宮模型、あとはガンダムのプラモデル(以下、ガンプラ)しかないという状況ですからね。玩具メーカーも、飾っておくだけのフィギュアではまともに商売できていない。要するに、模型やフィギュアというものを欲しがったり買ったりする人は、実際には、「今ほとんどいない」というのが現実だということです。
お菓子のおまけとしてフィギュアをつくり、それが大量に売れたりしましたが、そうでもしないと模型やフィギュアは売れない状況になってしまった。ですが安価なものを大量に造るという姿勢は、もともと僕らが目指していたものではありませんでした。それまでは、品質が高く、高額な商品を、マニア向けに売る。それが僕らのやり方だったのです。しかし、模型やフィギュアの火をこれ以上小さくしないためには、そうも言ってられなくなりました」
--- 品質だけでなく、誰に向けて何を売るのかという企画が重要な時代になったのですね。そんな中、商品化はどのように決まるのですか?
「たとえば、『デトロイト・メタル・シティ』(以下、DMC)のフィギュアについては、版権元の東宝さんから、やりませんかと声をかけていただいたんです。こういうパターンで商品化が決まる場合もありますし、僕らから仕掛けていく場合もあります。
また、リボルテックヤマグチという商品シリーズがありますが、これは造形家の山口勝久が自ら造りたいと思ったキャラクターを商品化しています。彼の提案を会社がすべて受け入れるわけではありませんが。山口がやりたいといったキャラクターであっても、商品化しないこともあります。また、最初は売れないとみられていたものの、彼が強力にプッシュするので商品化してみたら、けっこう売れたということもあります。その最たるものが、『どこでもいっしょ』シリーズですね。彼には、商品のバリエーションを拡げるという戦略があったんだと思いますが、会社としてはあまり売れないと考えていました。だって、『どこでもいっしょ』のグッズなんて、すでに出つくしているじゃありませんか。
ところが、僕らの予想に反してヒット商品になったんですね。ヒットの理由は、知名度があって一般の人も興味を持つ題材で、それでいてちょっとマニアックな香りをさせたこと。さらに、一般の人でも買えるような価格を設定したこと。この2点だと思います。こうしたコンセプトは、リボルテックが目指すイメージにピッタリ合っていた。それは、商品が売れてからわかったことでした」
--- 現在はそのリボルテックシリーズに力を入れられていますね。商品化されたキャラクターもさまざまです。どのような方向性で製作されているのでしょうか?
「まず、濃いユーザーの嗜好に過剰に媚びて、現在の流行を露骨に追っかけないほうがいいだろうと思っています。オタク人気の最先端を走っているようなキャラクターは、商品化したときにはすでにすたれている可能性がありますし、マイナーすぎて一般の人がついてこられない可能性がありますから。一方、まったく人気のないものを、造形の力でゼロから売れるようにしようと思っても、僕らにはそんな力はありません。そこのバランスが難しい。
リボルテックシリーズは、長く売ることができるような商品を目指しています。そうなると、そこそこの人気と誰もが共有できる知名度があって、なおかつ僕らがその定番キャラをどのように美味しく料理して商品をつくったのかを、ユーザーにしっかりと見てもらえそうなものを商品化したいと思っています。そうはいっても、そんなキャラが無限にあるわけではないし、DMCのようにオファーを受けて面白いと思うものもあるわけですが」
海洋堂の現在は試行錯誤の上にあったのです。
フィギュアを売るための戦略とは!? ≫
セレブの出すお題に答えてプレゼントをもらっちゃおう!
「ココログでは『ブログ妖精 ココロ』が人気のようですが、もし海洋堂がリボルテックシリーズで商品化した場合、あなたはココロのフィギュアを買いますか? 値段は2500円です」(白井武志)
今回は、8月に発売されたリボルテックシリーズの人気商品「よつばとリボルテック DX 夏休みセット」または、「フロイラインリボルテック 綾波レイ包帯版」を各1名様にプレゼント!! ご希望のフィギュア名を明記の上、コメントやトラックバックでご応募ください!(※ご希望の商品を明記されていない方が当選された場合、こちらで発送する商品を決定させていただきます。ご了承ください。)
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2008年9月4日~2008年9月25日
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リボルテック ココロ from Je suis I'espace où je suis.
Vol.73 海洋堂さん(前編) 【1】海洋堂のはじまりはクラブ活動: 有名人ブ[続きを読む] 2008/09/05 21:09:54
リボルテック・ココロ from あみもね☆にっき
ココセレブのインタビューで海洋堂さんの中の人が出てるんですけど その中でアンケートがあって 「ココログでは『ブログ妖精 ココロ』が人気のようですが、もし海洋堂がリボルテックシリーズで商品化した場合、あなたはココロのフィギュアを買いますか? 値段は2500円です」(白井武志) というものがっ!! これって希望者が多ければココロのリボルテック化の発売もありえるって ことですよね?? figmaじゃなくてリボルテックで来ましたか〜〜!! そりゃわたしはもちろん大希望なのでアンケートに...[続きを読む] 2008/09/05 22:16:59
ココロたんが海洋堂でフィギュア化だと!? from プロ具(仮)
買うかだって?愚問だよ。 まぁとりあえず三つかな? 値段は2500円とお手頃だしね。 あ、きりが良いから4つかな? 海洋堂のリボルテックシリーズで出るんだって。 それってなに?って人は、 [http://www.kaiyodo.co.jp/revoltech/index.html 海洋堂のサイト]を見てもらえば良いんだけど。 動くんだよね、これは。 好きなポーズをとらせる事ができるんだって。 と、言うことはココロたんに あ〜んなポーズやこ〜んなポーズを させることだって.....[続きを読む] 2008/09/06 16:56:35
海洋堂、リボルテックを語る from たわしのブログ -玩具レビュー、情報など
海洋堂がリボルテック、そしてフィギュア全体の商戦について書かれてますね。http://celeb.cocolog-nifty.com/interview/2008/09/vol73-98c9.html海洋堂の内情はよくテレビでも雑誌でもインタビューされていて有名なので、目新しい部分はありませんが。海洋堂=優秀なクリ......[続きを読む] 2008/09/06 23:06:59
ココロさんがREVOLTECHになるかもなので声を上げよう from 2次元ゲーマーの無駄口
「ブログ妖精」ココロさんとそのスタッフさんの公式ブログ「ココロの広場」で、何故か“あの”海洋堂さんのインタビューを告知していました。: ココロのアンケートもある!海洋堂さんインタビュー そして話題になっている海洋堂の企画開発室部長・白井武志氏のインタビューが↓コチラ。: ココセレブSpecialインタビュー|Vol.73 海洋堂さん(前編)【1】海洋堂のはじまりはクラブ活動 読んでると何だか申し訳ない気持ちになる(私もフィギュアをあまり買わない人なので)このココセレブインタビ...[続きを読む] 2008/09/06 23:51:03
見逃せないっ! 海洋堂スペシャルインタビュー from REVOm@sの日々
ひじょーに出遅れ感がありますが、REVOm@sの日々のブログ元「ココログ」に海洋[続きを読む] 2008/09/27 15:37:46
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コメント
色々、記事を読んで参考になりました。
自分はフィギュアはもっていないのですが色々、造形に興味はあったので個人的に最近、廃材を利用したアクセサリーなどを製作したりしています。
自分も最近、フィギュアの台座になるような木製オブジェを製作し始めたのですが。無論、素人製作なのですが。
お仕事、大変でしょうが応援しております。
もし、コメントをいただければ光栄です。
投稿: kimyu | 2008/09/05 8:02:51
ココロのリボルテックが出たら買います!
ファンにはたまらないです!
でも、海洋堂さんが掲げるリボルテックのコンセプトには
合わないですけどね。
逆にリボルテックから知名度を上げていけるような、
そんな商品になったらいいですね!
海洋堂さんのクオリティは重々承知しているので、
期待しています!
投稿: けいうぃんぐ | 2008/09/06 10:00:09
海洋堂さんの作品は、食玩でしか購入したことがないのですが(すみません)、
あの小さな造形の中にも、造型師さんの意気込みとか妥協を許さない感じとかが伝わってきて
お気に入りのシリーズなどは集めずにはおれなくなります。
マニア向けのみならず、これからも一般の人向けの作品を作っていって欲しいと思います。
投稿: miyu | 2008/09/15 0:59:21
海洋堂の白井武志です。
皆さん、トラックバックとコメントありがとうございました。
このインタビューが掲載されていることは、知らせていただいていたのですが、ものすごく照れくさくて今までちゃんと見に来ることができませんでした。REVOLTECH EXPRESSでも、インタビューのことについては、ちらっとしか触れることができませんでした(めちゃくちゃ恥ずかしかった)。
インタビュー記事に直接コメントがつくなんて、ネットならではですね。
さて、ココロのフィギュア化については、実は以前にniftyさんより打診があり、検討しているところです。もう一押しされたら、決定しちゃうかもしれません(笑)。
インタビューで触れているように、リボルテックで低価格で商品化するためにはかなりの数量が売れるという算段がたたねばなりません。じゃあ、売れるか売れないかを何で計るのか・・・というと、結局「勘」なんですね(笑)。
そんないい加減な判断基準なので、今回ご意見が聞けてとても参考になりました。
インタビューでは、メーカーとユーザー間のWEBコミュニケーションの難しさについて語り、REVOLTECH EXPRESSでは未だにコメントを受け付けていない状態ですが、今回のようなチャンスをいただき感謝しています。
投稿: 白井武志 | 2008/09/18 18:06:34
ブログ妖精 ココロって何?どんなの?と思ってクリックしてみたら・・・えらいキャッチーなキャラで驚きました。
と言っても現状では思い入れが特に無いので、買いません。すみません(笑)。
買っている側としても商品へシビアな判断を繰り返すような趣味なので、ビジネスとしての難しさは実感される所です。
一方で、多彩な作品を商品化することで間口を広げてくれる姿勢に共感しています。
今後も楽しい企画が発表されることを期待しています。
ブログの担当が白井さんだったとは驚きでした。
とすると、過去に掲載された某氏とのやりとりも白井さんとの会話ということに・・・。
プレゼントは、「よつばとリボルテック DX 夏休みセット」を希望します
投稿: ウォルター | 2008/09/21 17:14:49
買う買う買うっ!
着せ替えセットもあったらいいですね~
え?衣装もプラ?そーですよねーーー。
綾波レイ包帯版希望です。
投稿: うっきー | 2008/09/25 23:44:07