おしりかじり虫など、かわいらしいキャラクターや作品を次々と生み出している夫婦アーティスト・ユニット「うるまでるび」さん。うるまさんに、まずは「夫婦ユニット」のはじまりについて聞いてみた。
「でるびと僕とは、もともと同じ学校の同級生だったんです。付き合っているころから、一緒に絵を描いていました。結婚した理由も『一緒に絵を描きたいから』。どちらかがひとり暮らしなら、部屋に転がり込んでそのまま一緒に暮らすことができたんでしょうけど、ふたりとも東京出身だったんで、家を出るきっかけが結婚ぐらいしかなかったんです。それで結婚したんですけど、およそ夫婦らしいことはしてないですね。共同作業をするために結婚したという感じです。家庭の細々したことは、どっちも好きじゃないから、ケンカばっかりしてますね(笑)」
とはいえ、仕事上のパートナーということになれば、ケンカばかりもしていられないだろう。「夫婦」であることと「ユニット」であることの区別は、どのようにつけているのだろうか?
「僕もでるびも、根に持たない性格なので、夫婦間でイザコザがあっても、一晩寝ると忘れちゃうんですよ(笑)。仕事でぶつかることは当然ありますが、それはケンカじゃなくて議論です。パートナーが身内であることのメリットは、ダメ出しができること。やっぱり他人だと、気を遣うんですよ。例えば3日間かけて苦労して作り上げた、と言われれば、本当はダメ出ししたいんだけど、一生懸命やってくれたから言いにくいな、という気持ちになってしまう。でも、身内だとそういう遠慮はいらないんです。何日かかってようが、どんなに苦労してようが、ダメなときはダメと言える。そこは身内のメリットだと思いますね」
大ヒット・キャラクターとなったおしりかじり虫も、奥さん・でるびさんのおしりを眺めているうちに思いついたとか。単に「ダメ出し」にとどまらず、夫婦ユニットであることで、さまざまな刺激を与え合うことができているのだろう。
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