
中島さんが「飲食業の虎!中島武公式ブログ」を立ち上げたのは2005年4月。今やブログをやっている社長は珍しくないご時世になったが、当時の飲食業界では先発組だったはず。そもそもブログを始めたきっかけは何だったのだろう?
「出版社に勤めている友だちから『中島さん、ブログやってよ』って頼まれたんです。当時、周囲にいた飲食店経営者もちょうどブログを始めた時期だったので、じゃあやってみるかという軽い気持ちでスタートしました。でも不思議なことに、同時期に始めた人たちは次々に脱落していっちゃって……、今でもブログを続けているのは私ぐらい。これは勝手な見解ですが、みんな書くことに対して意識しすぎてしまって、ブログを続けることが億劫になってしまったんじゃないかと思うんですよ。自分の知的レベルが高いところを見せようと意気込みすぎてしまうあまり、更新するのが疲れちゃうんじゃないのかな。変に気負わずに書けばいいだけなのにね」
中島さんのブログを読めばわかることだが、スタート時からその文章はとても自然体。決して飾らないその文体が印象的だ。それはブログ開始から2年以上経つ今も変わらない。東奔西走する超多忙な日々の中でも、軽やかにコンスタントにブログを更新し続けている。
「上場企業の社長ともなるといろいろ制約もあるんだろうけど、肝心なのは"書く力"なんですよね。1日のうちに、楽しいことや辛いことって何かしら必ずあるでしょう? それをあまり構えないで書くのが続けるコツかな。だけど、ブログのために生活しているわけじゃないから、『こんな出来事があったらブログに載せたいな』とか、ネタになるようなことを意識しつつ生活するっていうことはありません。生活は生活で、ブログはブログ。だから、たとえばすごくおもしろい光景に遭遇したときにも写真を撮り損ねてしまうことがしばしば。『あのときの写真をブログで公開できたらよかったな』と、あとで後悔することもあるんですが、ブログのことを常に考えているわけではないですからね。でも、ブログはマメに更新するように心がけているんです。仕事が忙しくて2、3日更新しなかったりすると、あちこちの友人から『最近何かあったの? ぜんぜん更新してないじゃない』って文句いわれちゃうから(笑)」
少年時代からの膨大な読書量に支えられたおかげか、「昔からものを書くのは嫌いじゃなかった」という中島さん。実は、ブログも小説を執筆しているような感覚なんだそう。
「あまりパソコンは得意じゃないんですよ。だから出社して10分くらいで、ブログに掲載する原稿をバーッと紙に書く。それを秘書に渡してパソコンに入力してもらってるんです。ちょっとした小説家気取りだね(笑)」
歯磨きをするのが当たり前なように、ブログを書き続けることも中島さんにとっては当然の習慣となっているんだそう。決して無理することなく、書き続ける楽しさを体感している中島さん。さらにブログを始めたことで、周囲の自分に対するイメージも変わってきたんだとか。
ブログのおかげで周囲の"中島像"が変わった!?
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